神流マウンテンラン&ウォーク2012 大会当日編1

11月11日

 大会当日。
 自分の車の中でテーピング。
 
 朝食のおにぎりを受け取り車の中でのんびり朝食。
 スタート前のトイレは混んでいるからの。
 私はいつも役場のトイレを借用してるん。
 いつも空いてるトイレなのに使う人少ないんだよなぁ。


 まずは、昨日ボラでお世話になった方々にごあいさつw
 ライオンさんがんばるよ!!

 スーパーロング・スーパーロングペアは既にスタートをきってるべ。
 見送りしたかったけどのんびりしすぎて間に合わなかっただよ(・_・;)



 開会式会場でウロウロしてたら三好さんから声をかけていただいた(^◇^)
 一緒に写真w
 三好さんもノリノリで(笑)
 なんていい人だ!!
 女子がライオンに襲われてるというのにみんな知らん顔だ・・・。
 世の中なんて そんなもんだ・・・。

 三好さん達美女チームはこの後コースに出て、歩きながら走りながら応援してくれてたの。
 ありがたかったよ〜。


 開会式会場(ゴール会場)からこいこい橋を渡ってスタート地点。
 紅葉がきれいでさぁ〜。
 どいつもこいつも笑ってやがる。
 走ることもそうだけど、ここにこうしているだけで嬉しいのだ。


 子供たちの応援メッセージがずらぁ〜っと並んでるんよ。


 こいこい橋の向こうのゴールへ。
 戻ってくるよ! 必ず!!



 昨日からいろんな人に何度も質問されてるの。

 それ(ライオン)で走るのか?
 って

 私はもちろんライオンでゴールしますよ! と答えるべ。
 
 冷やかしで質問してみたんだろうなぁ。
 本気でライオンで走ると知って
 「えっ!」って顔してる人もいた(笑)

 このレースはランナーが、神流のじっちゃん ばっちゃんを応援するレースだと思ってる。
 町の人達が(ボラもだけど)一生懸命手を入れてくれたトレイルを気持ちよく走って・・・。
 その・・・。なんだ。
 おいしいとこだけいただいて「ありがとうございました!」
 ってのは心苦しいと思ってたんよ。

 神流のみんなに少しでも喜んでもらいたくって自分なりにできることを考えた結果、ライオンさんで走ることに決めたんよ。
 
 「撃たれるぞw」
 「熊よりはやっぱライオンの方が強いんだべなぁ」
 「暑いだろ?」

 笑顔で反応してくれるのが、私には心地よかったなぁ。


 スタート!!
 後方で狼煙(花火)があがるw


 三好さんの写真を勝手に拝借、事後承諾ってことで・・・。(怒られるかなぁ)
 最後方から獲物の群れを狙うライオンさん(笑)
 この写真好きやぁw

 この直後にトレランザックのポケットからスペシャルドリンク入りのペットボトルが落っこちる。
 ペットボトルがなかなかいい按配に収まってくれないので、ザックの中へ仕舞いこんじゃった。
 そんなことでジタバタしているうちに、ライオンさんは集団から20馬身くらい置いて行かれる。
 スタート直後から一人旅ですよ(笑)

 それでもなんとか町の中心街へ入るころには後方集団においつく。

 「ライオンだ!」
 「暑いだろ〜」
 「ライオンさんがんばれ!」

 あちこちから声援なんだか冷やかしなんだかの声をかけてもらって、嬉しくってしょうがないw

 応援してくれている沿道の人達とハイタッチを交わしながら
 何人も 何人も ハイタッチしながら
 応援してくれる人達がみんな親類縁者みたいに声をかけてくれる。
 それは、私がライオンだからじゃなくって、ランナーの誰にでも温かい声援をくれるんよ。
 ハイタッチはもちろん
 ハグしたり、握手したりして感動的なスタート直後の凱旋なの。
 第1回目からこうだった。
 ランナーは神流へ、神流の人達へ身を任せてる。
 神流の山に神流の心に優しく抱かれている。 

 道路の両側から声援をくれているのだけど
 町の唯一の信号、ゴール会場に近い所まで来ると
 応援してくれてる人達が道路の中ほどまで出てきて
 両手を広げて走ったら、両手で左右ともハイタッチできそうだ。
 

 前を行く選手をゆっくりパスする。

 「あっ!ライオンだ」

 小さな声が聞こえた。



 街の中心街から右に折れて急な上り坂。


 旅が始まった。
 この私のすぐ前の女の子とはゴールまで抜いたり抜かれたりを繰り返すことになる。


 
大会当日編2へ続く